失敗する人 損する人



絶対に失敗したくない!
絶対に損したくない!

この意識が強すぎる人は必ず失敗するし損もします。


これは不動産取引だけに限ったことではありませんが、失敗や損に対して意識が強すぎてマイナスに陥る方は本当に多いです。


先日、ある取引で『絶対に損したくない!』という方がいました。

私たちはお客様に損させるために取引することは絶対にありません。
反対にお客様が極力、得になるような取引を望んでいます。

例えばご自宅売却であれば、可能な限り高く売却する。

でも『絶対に損したくない!』という意識が強すぎると、売却価格や申込価格について一つ一つが気に入らない。『どうしてもっと高くならないのか!』と数字だけしか目に入らなくなります。

私がお客様に価格を提示する際には根拠を明らかにする”義務”があります。

その根拠を示しても数字だけしか見れないお客様にとっては『損をした』と捉えてしまいます。

例えば希望よりも○○万円低く取引になっても、その代わり契約条件が売主樣にとって非常に優遇された内容になることもあります。

その優遇内容は○○万円と比較しても十分に価値の高い内容となっています。

しかし『損をしたくない』という意識が強いありまり、その内容を理解することができません。


結果的にその優遇内容を放棄して、売買価格だけを上げて取引することもあります。

当然、取引後に案の定売主負担で対処する事案が発生!
結果的には○○万円では収まらないような出費が続きます。

『ほらね』としか言えません。


不動産売買はお金が大きく動く取引です。金額だけが全てではありません。取引内容が契約当事者をしっかり守ってくれる内容になっているか確認する必要があります。

そして、特に大事なのはその取引を仲介した不動産エージェントをしっかりと自分の味方にしていますか?

お金が目的で働いている人だけではありません。
既にお金にはあまり興味のないエージェントいます。

そのようなエージェントにとって信頼関係を崩すような言動はご法度です。
下手すると契約直前でも、取引から身を引かれることもありますよ。

そして、そのようなエージェントも限って優秀です。
優秀な不動産エージェントを見つけられるとあなたの一生のパートナーになってくれるでしょう。


『絶対に損をしたくない』のはみんな一緒です。
でも意識が強すぎて、本当に大事な事を見失うことはもっと損をしますね。