「すばらしき世界」を観て



スタッフの健太郎です。

 

役所広司さん主演の「すばらしき世界」を観ました。

実話に基づくストーリー。

 

「人生のレールを踏み外した人間が見た世界」とは。

これが この映画の主軸。

 

レールを踏み外した人間が味わう生きづらさ。

 

まっすぐ過ぎる

見て見ぬ振りができない

正直過ぎる

 

だから 彼は生きづらさを感じ続けている。

生きづらいけど、少しずつ社会に適応しようと葛藤する姿に感動する。

 

でも“適応”ってなんだよ。

“適応”って正しくいることを諦めるってこと?

そんな事を考えさせてくれる。

 

 

映画の後半に、彼がお母さんを探し求めるシーンがある。

「お母さんに会えるとしたら何を聞きたい?」の質問への回答が感動的だった。

「出産の時の事を聞きたい。母親じゃなきゃわからないことだからね」

 

ココが本当に感動した。

母を求める気持ち。自分にぽっかり空いた穴を埋められるかもしれない母親という存在。

 

この作品は、一人の人間が再起して立ち上がるストーリーです。

そして彼を支える人たちの愛のストーリーです。

 

観たことない方は、是非一度ご覧ください。