82歳、私は41歳



82歳の男性とお話しする機会がありました。

新着物件の撮影のため、建築現場に行った時のことです。

 

2階建の屋根から

梯子を使って颯爽と降りてきた彼は撮影している私に気軽に話しかけてくれます。

 

「どこから来たの?」

「この物件は早く売れるかな?」

 

そんな話のなかで、彼が82歳であることが分かりました。

私は41歳。実に私の2倍の年齢だ。

 

顔には深くしわが刻まれている。

肌もまだ3月だというのに黒々としている。

足腰も非常に健康そうだ。

 

最近、健康に気を付けないといけないなぁと思っている私とは対照的な彼に驚きを隠せなかった。

 

彼は言う

「15歳からこの仕事をしている。もう60年以上もこの仕事。だから仕事が嫌いというのは全くない。お金も別に欲しくもない。夢に出てくるのは仕事のことばかりだよ。仕事の段取りを夢の中で考えてるんだね」

 

仕事=労働 と考えると
仕事は面白くない。

 

更に彼は言う

「誰かに必要とされるうちは、まだまだ現場に来るよ。82歳でも役に立つんだね」

 

「働く」語源は

傍(はた)を楽(らく)にする動き

 

彼はまさに、傍を楽にさせる存在だと感じた。

 

私は41歳。

彼のちょうど半分。

 

自分がひよっこに感じた。

久しぶりにいい出会いをさせてもらえた気がする。