再建築不可物件の査定



いつもお世話になっているY様から売却相談を頂きました。

今回のブログで詳細を紹介はできませんが「再建築不可物件」のご相談でした。

 

物件を見た瞬間 ?と感じました。

前面道路はドコ・・・?

 

不動産において最も大事なのは道路と敷地との関係です。

建築基準法上の道路に2m以上接道していることが不動産の価値を決める大前提!

つまり、そこを満たしていない物件は不動産の価値が極めて落ちると知って頂きたい思います。

 

今回の物件も前面道路に接道していないことが分かりました。

そうなると物件査定が非常に困難なものになります。

 

何故かと言うと「相場」が適用されないからです。「坪単価〇〇万円。だから土地は〇〇万円」という計算ができません。

 

ただ、一般的には再建築不可物件は「相場の半額」という暗黙査定方法もありますが

最終的には売主様のお気持ちとご相談になります。

 

売主様には必要な金額が必ずあります。最低でもその金額を上回るように買主様をみつける必要があります。

 

思いの外、すぐに買主様が見つかる場合もあるし、非常に大変な場合もあります。

こればかりはやってみないと分からない。

 

今年も多くの売却案件を頂いていますが、昭和50年代の案件は再建築不可や違法物件が割と多いです。

売主様も「知らなかった!」というのが非常に多いです。

 

ですので一つ一つを丁寧にご説明して、ご理解頂くこと。そして金額が決まり販売活動になります。

 

スムーズに進むことばかりではありませんが、本当にやりがいのある仕事だと感じる瞬間です。

 

明日も物件調査をします。いい買主様が見つけたいと思います!

 

k.tamura